カンフーハッスル

TSUTAYAでレンタルしてみました。が、正直観てみてガッカリ。いや、ガッカリしたのは少林サッカーのノリで観ようとしたからいけなかった。ストーリーは往年のカンフー映画みたいな流れになっているので、昔のカンフー映画に慣れている人ならストーリーは受け入れやすいかも。テレビ朝日で今やってるシャンハイ・ヌーンの様なコメディ色はやや薄い*1ため、笑えて誰でも楽しめるエンタテイメント的な作品とはちょっと言い難い様な気がする。結構残酷なシーンもあるし。


ただ、「燃えるカンフー映画」として観るなら話は別。CGは邪魔だけど、それでもアクションシーンは十分楽しめる。個人的に、ラストのシンvs火雲邪神*2より、中盤の家主夫婦vs火雲邪神の方が好きだね。如来神掌が発動したシンの力は一方的過ぎ。その反面、斧頭会に乗り込んだ家主夫婦とそれを迎え撃つ火雲邪神との戦いはカンフーアクションらしくて燃える。釣鐘を拡声器代わりに獅子の咆哮を放つ際の家主夫婦の構えがカッコ良かった。まるでキャノン砲。どうでも良いけど、太極拳を使う夫が岸部一徳に見えてしまった。(笑)


「ありえねー」と銘打ってるけど、ワイヤーやCG使って「ありえねー」と言われてもイマイチ「ありえねー」感が伝わってこないんですよねー。ブルース・リージャッキー・チェンの様に、鍛え抜かれた己の体一つで神業を披露してくれた方がよっぽど「ありえねー」って思えますけど。



*1:それでも笑えるシーン結構あるよ

*2:つーか、ブルース・リャンじゃん