"たった一行"が世界を変える

セキュアド試験も終わり初音ミクも一つやり終えたので、ここらで秋らしく読書と洒落こむ事にした。読書の秋。ここ最近まともに本を読んでいなかったのでamazonでまとめて色々購入してみた。


この中で心理術の本と十角館の殺人は読了。株式投資塩の街を半分まで読んでいる最中。


十角館の殺人。俺が綾辻行人にハマったきっかけでもあるこの本との出会いは10年以上も前の話。中学の読書感想文で何の本のそれを書こうかと思案している最中に友人から手渡されたものだった。当時、これを読んだ時の衝撃は大きかったね。おかげで読書感想文もはかどった。あまりにも衝撃が大きかったので読んでからその後は手当たり次第綾辻作品を読んでた記憶がある。で、その十角館の殺人なのだが、実は今まで手元にはなかった。その1冊は友人からの借り物でしばらくして返却。次に買い始めたのは水車館の殺人からなので、私の手元にある館シリーズでは長い間十角館の殺人は不在だった。しばらくそんなことも忘れていたのだが、新装改訂版が出たというのを偶然知ったので、良い機会だと思い購入した次第。帯にある煽り文句に偽りはなく、"たった一行"が世界を変える、それが十角館の殺人。読んで改めて斬新なミステリィだなと思った。もうその一行で全ての紐が解かれる、あそこまでインパクトある一行はそうそうお目にかかれまい。
どうでもいいけど、改めて読み直すと死亡フラグな台詞が地で存在するのが嬉しかったというか面白かったというか、「あぁ、こいつ死ぬな」と言うのがすぐわかる。当時は「死亡フラグ」なんて言葉なかっただろうケド。


一方の暗黒館の殺人は未読だが、なんか4巻に分かれるらしいな。どんだけ長編なんだよ、そんなに長い間館の中に閉じ込められるのかよw


ちなみに、塩の街スカイ・クロラはハードカバーのものを買った。というのも、塩の街は文庫からボリュームアップ、スカイ・クロラはカバーのデザインがとても綺麗なんだわ。おかげで2冊で随分場所をとられるが。有川浩には他に空の中があるし、森博嗣スカイ・クロラは、他に4冊出ているので当分読む物に困らないだろう。といってもハードカバーなのでこの2冊は流石に通勤中には読みたくないが。ちなみにスカイ・クロラは映画化決定しているそうな。


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十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)