「あんたホントに考古学者?」「ときどきね」

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」を土曜日に視聴。観る時間帯の予定がなかなか決まらず、結局前日にかろうじてチケット予約。ほぼ満席状態でした。


以下ネタバレ大いにあり。


面白かった。いや、素直に観たから素直に楽しめた。原爆回避までの一連の流れや、遺跡へ向かう際のジャングルでのカーチェイス等、随所でスピーディさが垣間見えた。ただ、まぁ途中ある程度は絞り込めるところがあったが、インディ・ジョーンズシリーズ初見の方のための説明を行うのにはそういったシーンも必要だったのかなぁと。前作を観ているとなお楽しめる。以下、箇条書きで思ったこと、気づいた事を。

  • 核兵器を回避するとかありえない。遠巻きにきのこ雲を眺めるインディには笑った。ねーよwと。
  • ビッグでラージでヒュージな滝を3回も下って全員無事とかありえない。ここでもねーよwと笑った。
  • つーか、ねーよwで笑うところが多かったな。多分そこが面白いんだと思うけど。
  • 第3作の「最後の聖戦」にインディの父親として出演したショーン・コネリーは写真のみ登場。
  • 過去に学部長だったマーカスも写真で登場。また、マーカスは銅像としても登場。その銅像はアクションシーンでも活躍。銅像になってもなおインディを助けているあたり流石w
  • 第1作目のレイダースで登場したマリオンが登場。ジープで暴走したり車ごと谷に突っ込んだりと、インディ同様無茶をする。
  • 「蛇が苦手」は数年経っても変わらず。
  • インディの息子が登場。車上で剣劇を繰り広げたり、ターザンよろしくロープでジャングルを駆け抜けたりと彼もまた無茶をする。
  • 第3作でもあった「ジュニア」「ジュニアって言うな」のやり取りのセルフパロあり。


音楽なんか昔のまま。それがいい。底無し沼や遺跡内部等のシーンの最新のSFXに頼り過ぎないセットや視覚効果のチープさが、逆に「これは久方ぶりのインディ・ジョーンズの続編なんだよ」という説得力を出している。これがもし全編通して最新の技術を使ったバリバリのCG映画だったらどんなに落胆したことか。それがなかっただけで安心した。


ネットで感想見てると、ホントにシリーズのファンかよ?というような発言が多いこと。あのさ、呪いで顔が溶けたり、心臓鷲づかみにして体外に取り出してなお生きていたり、石が突然燃えだしたり、聖杯で傷が治ったりするのと、今回の宇宙人やUFOとで何が違う?規模が違うだけで根底にあるものは同じだろ。むしろそこつっこんだらインディ・ジョーンズシリーズ全てを否定しているのと同じだと思うんだが……。


とか言いつつ、俺は個人的にショーン・コネリーがインディの父親役として登場する「最後の聖戦」が一番好きですがね。4作目のクリスタル・スカルの王国を観たあとでもそれは変わりません。すっとぼけた親父とのコント並みのやり取りは腹が痛くなるほど笑いましたから。ドリフかよwと……。


http://www.indianajones.jp/