あわてるな これは貂蝉の罠に違いない

以前に「……予約したけど。」と言った「恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの三国志演義〜」。先週ちゃっかり届いてました。えぇ、あの予約発言はネタではなく大マジだったのさ。
テキスト読み進めて要所要所でバトルシークエンスが発生するというADV系のゲーム。当初、戦闘シーンはタクティカルなものを期待していたわけだが、全然違うものだった。簡単に言えば手数の増えたジャンケン。毎ターン陣形を選択し、敵の陣形と味方の陣形をせーので出して陣形の不利有利でダメージを決める。もちろん将軍・軍師の選択、歩兵・重歩兵・弓兵の分配、突撃・迎撃・射撃の選択、奥義の発動とか考える要素あるけど。ただ、ジャンケンと言っても相手の手の内がパターン化されているっぽいのが何とも。いや、まだ序盤のほうだから完全に陣形をランダムで組んでくる将軍とか出てくるかもしれないけど。まぁ、そんな感じでバトル自体は比較的テンポ良く進むので、10分とかからずに決着が付いてしまう。シンプルといえば響きが良いが、戦闘を重きに置いて購入したプレイヤーにとってはちょっと残念な部分なんじゃなかろうか。これから買おうとしてるユーザは「戦術SLG」じゃなく「戦国ADV」あたりとして認識しておいたほうが……。
毎日ちまちまやってるけど、三国志自体触れる機会が無かったので、この恋姫無双をどの程度消化したのかさっぱりわからん。今、黄忠関羽が一騎打ちしてるイベント。黄巾の乱、艴水関の戦い、虎牢関の戦いときて、なんか袁紹軍が攻めてきたので追っ払って今に至ると。三国志全体で見た場合これで何%話が進んでるのかね。で、袁紹が攻めてきた時に文醜&顔良のタッグと戦ったわけだが、戦闘で初めて敗北したorz仲間になったばかりだった馬超を将軍にしたのが間違いだったな、うん。つーか、馬超張飛は奥義の威力は素晴らしいけど兵を温存しながら戦うのには不向きな将軍だと悟った。この先こんな調子でいけるんだろうか。しかし「タクティカルではない」と言っておきながら敗北してるとなんかイマイチ締まらないなw
前述したとおり戦闘がものの数分で終わることも珍しくないので、恋姫無双を進める上で割かれる時間はその殆どがテキストを読むのに費やされる。まともにプレイしたPCゲーが姉しよとつよきす、というよりタカヒロテキストぐらいなので、こういうテキストを読み進めるタイプのゲームに造詣が深いわけではなく、比べる対象も間違っているとは思うけど、それなりにこの恋姫無双も面白いというのは自分でわかる。導入部が若干苦痛だったが、ある程度進めばキャラクターの掛け合いも面白いし、テンポも悪くない。さらに、貂蝉という強烈なキャラが良い意味で場の空気を台無しにしているのがプラスポイントだと思うw拠点フェイズで彼の項目が無いのが非常に惜しまれる。
まだ数時間しか遊んでないけど、地雷と言われていたわりには個人的に総じて良ゲー。テキスト自体つまらなくはないので、そこで「飽きた」は無いと思う。パラレルワールドとは言え、それなりに三国志の勉強にもなるし*1
あぁ、そういえば通販で買ったらサントラが付いてきたんだよな。別個で販売もされているようだが、通販で買ったらお値段据え置きで付いてきた。ちょっぴりお得か。
どーでもいいけど、戦国ランスってどんな感じなんだろ。発売から大分経つからいつぞやみたいに手に入れにくいというのはない思うけど……。ちょっとやってみたい。

*1:関羽張飛という名前を聞くとまずはじめにこのゲームのキャラが脳裏に浮かぶという頂けない弊害を誘発するが