サイフを忘れた

別に急いでるわけでもなく普通に家を出たつもりだったが、サイフを持っていなかった。それに気付いたのは会社のそばまで着いて、毎朝恒例のウィダーインゼリーでも買おうかとバッグを漁った時。いつものサイフの感触がない。正直少し焦ったが、すぐに家に忘れたんだと気付いた。


定期とサイフは分けてるので会社までは辿りつく。朝飯代わりのウィダーインゼリーはこの際諦めよう。水分補給に毎朝買ってるお茶も今日は買えない。仕方ないのでいつもは使わない給茶機で、必要な時に紙コップでゴクゴク。ここまではいい。問題は昼飯。どうしたもんか。借りるのが手っ取り早いが、客先に出ている身なのでまさか客から借りるわけにもいくまい。であるなら、残りの手段は……、Suicaを使うか!


確か、なけなしのチャージ代、450円が残っていたはずだ。毎朝改札通るときに残金が表示されているのを確認しているから間違いない。しかし、450円て中途半端な額だなぁ。物価の高い都心で、この値段で喰える昼飯と言ったら、駅蕎麦くらいしかあるまい。ということで、駅構内に定期を使って侵入し、初めてSuicaを使って蕎麦を注文。無事に昼食摂取。持っててよかったSuica、ありがとうSuica、君のことは忘れない。


正直、今日ほど電子マネーのありがたみを感じた日はない。おサイフ携帯とか流行らんなぁとか思っていた日もあったが、ちょっと考えが変わった。主戦力として使えずとも、サブ的扱いならば魅力的。


さて、また今日もチャージしてきますか。