ここが岳温泉だっけ?

JRの旅行センター「びゅう」がたまにやってくれる大感謝祭。今回は初夏の大感謝祭と称して激安旅行を提供していたので、勢いで申し込む。実はもう「冬の」と「春の」と2回も大感謝祭を逃しているので、今回早々に見つけられたことは幸運だ。5月24日に発見、25日には申し込んでた。で、申し込んだのが6月13日(土)出発の一泊二日で福島県岳温泉「陽日の郷 あづま館」へ行く17,000円の旅。宿泊費+往復新幹線代込みでこの価格。安い!!


当日、東北新幹線MAXやまびこでいざ郡山へ。鈍行新幹線なので郡山へ着くまでに1時間40分もかかるのが玉に瑕。格安だから仕方ない。正午過ぎに到着。意外と大きい郡山駅(失礼)。郡山の駅レンタカーでレンタカーを借りて、お昼を食すためにまずは目当ての蕎麦屋へ向かう。


郡山駅より700m程離れたところにあるお蕎麦屋さん「蕎麦彩膳 隆仙坊」。駐車場はあるけど3台とめるのがやっとくらいの狭さ。幸い1台も無かったので楽に駐車。外観も民家な感じで味がある。中身も民家な感じでもっと味がある。天かき揚げせいろを頂く。外は暑かったので、喉越しさわやかなこの蕎麦は旨いの一言に尽きる。


この時点で13:00過ぎ。店を後にし、早々に宿を目指す。国道4号を走ったのだが、土曜の昼にしては混み過ぎやしないか?他にバイパスがないのかいな。宿を目指す途中で、「しゃっぽ」というパン屋に寄る。ログハウス風のパン屋さんで、パンを買いあさる。彼女はパンが大好物。


岳温泉街には14:00回った頃に到着。しかし、カーナビで「陽日の郷 あづま館」へ向かうも入り口と反対側に着いてしまう。しっかりしろカーナビ。裏手に回ってようやく駐車。うーん、宿がでかい。久しぶりにこんなでかい宿に来た。伊香保も伊那もこじんまりした宿だったからなぁ。


チェックインして通されたのはバストイレ付10畳和室。広い。畳の匂い、良い匂い。ウォシュレット着いてる、重要。眺望はあんまり宜しくない、流石料金設定安いだけはある。早速ごろごろ……して、岳温泉観光へ向かう。


岳温泉といっても大して珍しいものもなく、メインストリートのヒマラヤ通りと岳温泉神社くらいしかない。ので、とりあえず神社を参拝。でかい布袋様像もあったので一緒に参拝。あとはヒマラヤ通りを下りつつ温泉街を巡……りたかったのだが、なんか廃業したホテルもいっぱいあってゲンナリ。がんばれ岳温泉!!お前らの力はこんなもんじゃないだろう!的なわけのわからない精神論で応援しつつ、もう一つの目的地、岳ダムを目指す。


いやいや、別に岳ダム見たかったわけじゃないですよ?ホントですって。岳温泉行ったらたまたま、たまたまよ?たまたま近くにあったから行ったまでだよ、うん。でも行ってみたけど、水が全然なかったし、進入禁止で堤頂を歩けなかった事が残念。ダム湖側から遠巻きに見て終わりという悲しい結末。


16:00過ぎに宿に戻ってプールへ向かう。いや、プールあると聞いたので、水着持ってきたですよ。温泉入る前にプールに入って運動運動。いやはや、プールなんて何年ぶりだろうね。そもそも泳ぐ機会が全然なかったからなぁ。っていうか目を開けられるのか……ぎゃー!塩素きつ過ぎ、目が痛い。このプールで目を開けるにはゴーグル必須だったか、とほほ。仕方ないので顔だけ上げて平泳ぎ。幼女尻目に平泳ぎ。平泳ぎしすぎて股関節が痛い。


良い具合にへとへとになって体も水温で冷えてきたので、いよいよ温泉旅行の醍醐味、温泉に入る。岳温泉の泉質は全国的にも珍しい酸性泉。ぴりぴり来るかと思ったけど全然そんなことはなく、むしろお肌しっとりつるつるに。ちょっと熱いけど、露天もあるし、熱くなったら半身出して涼んでれば問題ない。っていうか、露天風呂の脇の生垣にねずみらしき小動物がおった。のどかだのぉ。


大感謝祭という名の旅行バーゲンセールでここにやってきたので、さぞや夕食は残念なものだろうと思っていたが、予想外にしっかりとした料理でビビった。とりあえずアサヒビールで乾杯。ニコニコのロゴに完敗。なんだよこの特注ビール、ここでしか飲めません的限定商品ですかね?料理に舌鼓打ちつつ、芋焼酎もグラスで頼む。料理の数が多くてお腹いっぱい。デザートのメロンまで美味しく頂いた。皿は舐めてないけど、料理の質は舐めていた。ごめんなさい、そして美味しい物食べさせてくれてありがとう。


2日目


蚊が多かった夜も明けて、バイキングで朝食を済ます。人手が足りてなかったのか下膳が追いついていなかったぞ。がんばれ給仕係。でもスイカだけは適宜補充していて良い仕事をしていた。誉めてつかわす。部屋に戻っても布団上げなしプランだったのか、最後まで布団は敷きっ放しだった。いや、ゆっくりできてありがたかったけど。チェックアウトは10:00丁度。ホントは11:00まで滞在できるプランだけど、そんなにいてもすることないので準備出来次第出発した。


本日のメインイベントはあぶくま洞見学。岳温泉からなら高速使えば1時間くらいだろうが、まぁそれほど遠いわけじゃないし、ドライブがてら下道で行くことに。ただ、お昼も済ませなければいけないため、途中の道の駅に寄ってみた。寄ったのは道の駅「ふくしま東和・あぶくま館」。なんかここの中華屋の餃子が旨い。実際食べてみて、旨かった。しいて言うなら小籠包、噛むと美味しい汁が滴るあの感じ。3種類のタレが用意されていたけど、何もつけずに食べるのが一番美味しかったような。


昼食取った後にあぶくま洞に到着。鍾乳洞だよ、ShowNewDo。雨がちらほら降ってきたけど、鍾乳洞に入ってしまえば天候も関係あるまい。6月で少々暖かな気候になってきてはいるが、それでも長袖のシャツを持参。靴もスニーカーで万全体制。いざスペランカーの世界へ。坑道の入り口の様な穴から侵入。なんだろうこのワクワク感、超楽しい。口では説明できないので写真でお楽しみ下さい。手ブレご愛嬌。







あぶくま洞を満喫し、時刻は14時回ってる。このまま郡山駅に帰るにも中途半端な時間のため、帰り道に丁度存在する三春ダムへ寄る事に。またダムかよ!と彼女にうんざりされつつドライブ。ごめんよ、俺が悪いんじゃない、帰り道に存在する三春ダムが悪いんだ。いや、ダムは悪くないけど。三春ダムは10年程前に完成した比較的新しいダムみたいで、整備も良好。堤頂も歩けるのでポイント高し。ただ、放水していなかったので残念だったが、ダム湖も大分水位が下がっていたので致し方あるまい。売店で抹茶ソフトを頬張る。旨い。


16:30頃に郡山駅に到着し、レンタカー返却。駅構内で売っていた梅どらやきなるものを購入。帰りの新幹線内で食してみたけど、なかなか旨かった。ってことにしておいてくれ。まさか梅が丸ごと一個入っているとは思わなかったわ。甘いのか酸っぱいのか、妙な感覚だった。あと、駅弁は買わなかったけど、道の駅で買った山菜おこわを弁当代わりにする。いや、これは旨い。


なんか食べてばかりの旅だったなぁ。いや、美味しいもの食べられるのは幸せだけどね。さて、また大感謝祭を狙ってみますかな。


蕎麦彩膳 隆仙坊 (りゅうせんぼう) - 郡山/そば [食べログ]
やまのパン屋しゃっぽ
岳温泉 陽日の郷あづま館の公式ホームページ
ふくしま東和
http://www.city.tamura.lg.jp/ta_abukuma/ta_abukuma01.jsp